マニアでなくても(きっと)わかるFSS用語講座


ファイブスター物語は、どこぞの宇宙と星団を舞台にした、神様あり騎士あり人工生命体あり、魔導士ありロボットあり軍隊あり、和風あり洋風ありアジア風あり、のなんでもありのごった煮SFです(この説明で合ってるのだろうか)。
膨大な設定があり、それを網羅するのは無理なので(そういう設定を楽しむための物語である、という説もあります)、今後を含めて関係しそうなところだけピックアップしてみます。

※ちなみに「月に届け」は、コミックス10巻にあるエピソード”黒き死の女神”をほぼそのままテニス変換してお送りしております。


【騎士】
超人的な戦闘能力を持つ、戦争の全権代理人。星団内の戦争は、国家対国家のものであっても全て騎士たちによって行われる(ので、軍隊なんかはあんまり出番がない)。その能力が発現するかどうかは遺伝によって決まるらしい。でも王族とか貴族が多い。MHにファティマと共に乗って戦う。

【黒騎士】
本当は「バッシュ・ザ・ブラックナイト」と呼ばれる強力なMH。専任のファティマを持つ唯一のMHで、その専任ファティマに選ばれ黒騎士の所有者となった騎士も「黒騎士」と呼ばれることになる。何代目黒騎士、みたいな感じ。

【星団】
原作の舞台は5つの太陽とその周辺の惑星なので。星団内は星を越えて「星団法」とか、ひとつの法律でまとめられてるみたいです。

【星団3大MH】
あんまり関係ないかもしれないのですが、「A・トール」「BANG」「サイレン」というのが、その性能から「3大MH」と呼ばれてるらしいです。

【天位】
騎士に与えられる称号。強力な騎士に対して与えられる名誉称号、らしい。天位騎士は1時代に20人前後。天位にもランクがあって、最高位は「剣聖」。

【ドーリー】
MHを運搬するための巨大な乗り物。中に居住空間がある。でっかいキャンピングカーみたいな?

【ファティマ】
モーターヘッドと呼ばれる巨大ロボットに騎士と共に乗り込み、コントロールやサポートを担当する人工的に作られた生命体。美しい外見をしていて(赤也や神尾が美しいのかどうかは読者様の判断に委ねます。跡部は美しいことにしておいてください、あは!)人間より遙かに寿命が長い。外見年齢は変わらない。マインドコントロールを受けていて、人間に絶対服従。騎士に匹敵する戦闘能力を持つ。有名マイトの作ったものは「銘入り」と呼ばれ重宝される。パワーゲージ(戦闘能力、演算能力、耐久性など)とクリアランス(品格。最高位が”フローレス”)でそのスペックが決まる。当然「銘入り」はそれらがハイレベル。
ちなみに”エトラムル”という非人間型ファティマ(脳だけみたいなかんじ)もある。

【フローレスファティマ】
1時代に数人しかいない、「最高」のファティマ。

【マイト】
制作者。MHマイトやファティマ・マイトなどがいる。原作にはそれらを兼ねる人も出てくる。ファティマ・マイトは医師も兼ねるみたいです。

【マイスター】
整備・調整担当の科学者。これもMHマイスター、ファティマ・マイスターとかいう呼ばれ方をする。ファティマは精神が脆いので、主にその調整をしたりするらしい。

【マインドコントロール】
ファティマの精神を制御するためのコントロール。「人間に逆らってはいけない」など。「戦闘時にはMHに乗って敵を殺さなければいけない」というのもあり。法律上、全てのファティマがこのコントロールを受けていることになっている。

【”マスター”】
ファティマが自分の主の騎士を呼ぶ呼び方。ファティマに与えられた唯一の権利が、「自分と最も相性のよい騎士を自分で選ぶ」というもので(そのほうが戦闘能力が増すらしい)、そのとき騎士に対して「どうか私のマスターになってください」みたいなことを言って、騎士がそれを承諾すると、ファティマの中のコンピュータみたいなのがその騎士をマスターとして認識する、みたいな仕組みらしい。ちなみに、大抵の場合ファティマより騎士のほうが先に死ぬので(寿命が違うんで)、そのときは騎士がファティマに「Seek out your next(次の主を探せ)」と言ってコントロールを解除します。…これをネタにせずにいられましょうか(もちろん宍戸さんがファティマのときですよ!)!

【モーターヘッド(MH)】
この世界の最終兵器。巨大なロボット。騎士とファティマが乗り込んで戦う。国家や騎士団毎に形態や名称の違うMHが存在する。

 

非常にマニアックで申し訳ありません。だいたいこんな感じです。随時書き足していきたいと思いますので、連載と照らし合わせながら読んでいただけると嬉しいです。

 

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